眠くなるのはホルモンが関係
学校や仕事から帰ってきて、夕食を食べて、お風呂に入って…
「さぁ、ゆっくり本でも読もうかな」
なんて思っていると、だんだん眠くなってきますよね。
実はこれには、体内で分泌されるホルモンが関係しているんです。
睡眠に関係するのが【メラトニン】
私たちのからだの中では100種類以上のホルモンがはたらいています。
その中でも眠気に大きく関係するのが【メラトニン】というホルモンです。
メラトニンは夕方から夜にかけて、分泌量が増え、就寝後の深夜2時頃に最も多くなることが分かっています。
そのため、夕方から夜になるにつれて眠くなってくるのは自然なことなんです。
年齢と分泌量の関係
メラトニンの分泌量は幼児期(1~5才)に最も多く、年齢とともに減ることが知られています。
だから、まだ小さい子が寝てばかりいるのは自然なことなんです。
一方で、不眠に悩まされるお年寄りが多いのも同じ理由で説明できます。
世の中には様々な睡眠剤やサプリメントが売られていますが、そのなかには、メラトニンやメラトニンに似た物質が含まれているものもあります。
眠れない方の対策法
メラトニンは周りが暗くなったことをカラダが感知して、分泌量が増えてくる傾向があります。
それと関連して、メラトニンは朝に太陽の光を浴びてから、14〜15時間後に分泌が始まるとされています。
そのため、寝る寸前まで照明全開やスマホ画面を凝視するというのは、スムーズな眠りに入るための妨げになります。
メラトニンのはたらきを利用して眠りに入るためには、眠る少し前に部屋を暗めにすると良いでしょう。
また、通常の白色光から暖色系の光にするだけでもメラトニンの分泌促進につながるそうですよ。
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