この化合物の正体は、日本語で「セチルピリジニウム塩化物 」(英語ではCetylPyridinium Chloride)と呼ばれる物質です。正式名称がやや長めなため、英語名の頭文字を取り、「CPC」と表されることが多い化合物です。
CPCは優れた殺菌作用を持つため、歯磨き粉やトローチ、うがい薬などに含まれており、口の中やのどの粘膜で細菌の増殖を抑える働きをすることが知られています。
サンスターのホームページでも、CPCについて紹介されており、歯磨き粉の開発研究の中で、歯周病の原因となる細菌対して、色々な殺菌剤をコツコツ試して行った結果、CPCが歯周病菌に対して強い殺菌効果を示すことがわかったそうです。
ちなみに、CPCが殺菌性を示すメカニズムとしては、細菌が生きていくために必要なエネルギーを作れないようにする。細菌の細胞膜を破壊するなどが知られています。
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